【一般無料】環境への取り組み(健康基礎講座)


・便利な生活の裏で、使われ続ける資源やエネルギー

・環境先進国の取り組み

・環境にも健康にも○○が重要

自然界では絶えず循環が繰り返されていて、そこに無駄はありません。
人間もその自然の恵みをたくさん受けています。

旬の野菜を食べることは環境への負荷が少なくてすみます。自然に沿っているので当然ですね。

しかし、例えば夏が旬のきゅうりを冬に食べるというのは、環境に負担をかけているのです。

ハウスできゅうりを栽培するには、露地栽培の5倍もエネルギーを使います。
ハウスを建てる費用がかかる上に、保温や夜間の照明のための光熱費が
使用エネルギー全体の約8割を占めています。

また、コンビニや自動販売機で売られている缶飲料も環境に負担がかかっています。
飲料用の缶容器は、なんと年間約314憶本も消費されています。
これは1人当たり年間216本という多さで、アメリカに次いで2番目に多い数字です。

生産するとき、運搬、販売、廃棄のそれぞれのプロセスでエネルギーを消費しています。

便利になった裏側で環境を犠牲にしている・・・残念ながら日本は環境後進国ですね。

では、環境先進国はどのような取り組みをしているのでしょうか。

ドイツでは、次世代の子ども達のために緑を中心とした国づくりに取り組んでいて、
1976年に連邦自然保護法が制定されました。

コンクリートのような人工物をなるべく使わず、もう一度自然を取り戻して
多様な生物との共存を目指しています。

こうしたドイツの環境保護への取り組みは、1980年代初めから行われてきました。
それまでの「使い捨て社会」から地球資源のバランスがとれた「循環型社会」の構築へ国の政策が転換されました。

ごみ問題についても、根本的に解決するシステムを作り、企業に生産したものは最後まで責任を持つことを義務づけました。

スウェーデンでは、問題が起こってから解決するのはコストがかかるので予防することが得策だという
理念の元に環境対策を行っています。

国民は、カーシェアリングのように商品を共有して機能を買うといったサービスの共有を生活に取り入れています。

スウェーデンは福祉の国として知られていますが、福祉を推進する中で
問題が大きくなる前に未然に防ぐことで、最終的な負担が減るという事を身をもって経験したため
それが環境活動にも反映されているのです。

こうした国々の取り組みをお手本にして、個人で出来ることもあります。

もともとヨーロッパで始まった4R活動は、最近は日本でも聞かれるようになりました。

4Rとは以下の活動を指します。

・Reduce(減らす)・・・・ ごみを減らすこと。

・Refuse(断る)・・・・ 必要以上のものを買わない。無駄な包装は断る。

・Reuse(再利用)・・・・ 使えるものは繰り返し使うこと。

・Recycle(再資源化)・・・・ 使用済みで廃棄されたものを再利用すること。

上から順に優先順位が高く、Recycleは最後にきています。

無駄になるものを作らないようにすれば、ReuseやRecycleする必要もなくなるし、
ま生産したり運搬するためのエネルギーも少なくてすみます。

Reuseは再利用すための運搬にエネルギーがかかるので、環境負荷がゼロではありません。

4Rの中ではRecycleが最も使用エネルギー量が多く、環境への負担が大きいです。

回収したものをリサイクル工場まで運び、それを新しいものを作る原料を作ってまた運搬するという
全ての工程にエネルギーを使うためです。

このように予め元を断つという考え方で、ごみの出る量を減らして
トータルで使用するエネルギーを最低限にとどめる取り組みが進んでします。

日本がこれに習うとすれば、先に挙げました缶飲料をなるべく飲まないようにするだけでも
かなりのゴミの量を減らすことができます。

缶飲料にしてもペットボトルにしても、生産に多くのエネルギーを費やしている容器は
その中身も加工や化学的処理がされて、不自然なものが多いですね。

つまり、それを消費する体の健康も脅かされるという事です。
ごみを減らすこと、病気に対しても予防に徹する事が重要です。

自然の摂理になるべく沿った暮らしこそが、環境への負荷を少なくして自分の健康を守る第一歩となります。

山本 和佳