【一般無料】隠れた疲労(健康基礎講座)


・「頑張ろう!」が疲労を隠す?

・〇と〇の疲れがアンバランスな現代人

・体の不自然さを改善する方法

現代人の疲れには「何となく体がだるい」「体が重い」といった特徴があり
これが慢性化すると、疲れたという感覚がだんだんと薄れていきます。

例えば100mを全力でダッシュすると息が上がるので、少し休んで体の回復を待ちます。
また、水泳をした後は体の動きが鈍くなって、眠くなります。

このように体を動かした後の疲労は自覚しやすいのですが、
頭を使った後の疲労は、自分でも気がつかない事があるのです。

現代人の多くが、肉体よりも頭を酷使する生活をしています。

長時間パソコンに向かうデスクワークは、脳に疲れを溜めやすいのですが
脳の疲れは、体がだるい、筋肉のこりのように体の疲れとして感じるので自覚しにくく、
それに運動不足が重なれば、脳と体の活動バランスがさらに偏ってしまいます。

働きすぎで死ぬのは人間だけです。

動物は脳を酷使することは無く、疲れたら体を休ませるので過労死はしません。

その秘密は脳の構造の違いにあります。

人間はおでこの奥に位置する前頭葉が発達していて、思考や運動、創造を司っています。

他にも言葉を使ったり、状況を見ながら気を遣ったり、
精神を構成するなど人間らしさに深く関わっている部分です。

このように重要な働きをする脳ですが、一方で人間を過労死に至らしめることがあります。

例えば次のような状況に陥ると危険です。
・過密スケジュールが続いて疲労が溜まっているのに、「まだ頑張れる」と休憩を取らずに働き続ける。
・周りからの期待に応えようと張り切って、睡眠時間を削ってまで働き続ける。

本当は極度に疲れているのにもかかわらず、「大丈夫、まだ頑張れる」という思い込みが
脳や体の疲労感を覆い隠してしまうのです。

この思い込みは、人間の脳が発達したがゆえに起きるもので
疲労がピークを越えた体を麻痺させてしまいます。

これが深刻化すると過労死に繋がりかねませんので、忙しい日々の中でも
心身を休めたり、ケアする時間をとってください。

デスクワークをしている人なら1時間に1回は目を休ませたり、同じ姿勢を続けていると
肩や首、背中などの筋肉が固まってくるのでストレッチをしてほぐしたり、リフレッシュしましょう。

頑張る意欲に溢れることは素晴らしいですが、過剰な労働をして体を壊してしまっては本末転倒ですので
体と心の両輪で、

体はじっとしたまま脳を酷使するのは、本来は人間にとって不自然な行為であり
脳の中に大量の活性酸素が溜まります。

人間の脳は85%が水分で構成されていて、水分を除いたうち60%は脂質です。

これが何を意味するのかと言いますと、食用油が酸化するのと同じように
脳内に活性酸素が溜まると脳細胞は酸化していきます。

すると脳の機能に滞りが生じて、脳全体が疲れてきます。

脳の中で活性酸素が溜まると脳細胞が酸化して、神経細胞が劣化して
集中力や記憶力が低下し、自律神経の働きも乱れます。

脳の疲れは体の疲れよりも取れにくいため、こまめに疲れを取りましょう。

ストレッチをしたり、散歩をしたりすることで脳は酷使して体は動かさないというアンバランスが改善されていきます。

すると、脳の血流やリンパの流れも良くなり、ミトコンドリアの働きが活性して
脳内のエネルギー産生量が増えて、それによって脳の疲が回復していきます。

そして、食事から酵素を摂ることも大切です。生野菜や果物を積極的に食べましょう。
消化がスムーズで体への負担が少ない上に、酵素が活性酸素を除去して、脳と体の疲労を回復してくれます。

体を動かしている限り、頭を使い続ける限り疲労はつきものです。

それを回復させる術を取り入れれば、体が軽くなって「よし、今日も頑張ろう!」と
また意欲が上がるので、疲労と上手く付き合いましょう。

山本 和佳