【一般無料】 少食という知恵(健康基礎講座)


・飽食なのに○○する先進国

・世界では、もうすでに非常事態

・一人一人の心がけで変えていく、乗り越える

新型コロナウイルスの影響により飲食店の自粛営業が続く一方で、
スーパーで買い物をする金額は増加しています。

食材によっては商品棚が空になっている事も珍しくなく、
その状況に我慢ならず店員さんにクレームをつける人もいるようです。

毎年のように大規模な台風の被害も続いていることから見ても、
いつ入手困難な食材が出てきてもおかしくないと思います。

「非常事態がやってくる」と思っているのは先進国の人間くらいで、世界規模で食糧難が続いています。

2018年時点で世界で飢餓に苦しむ人は8億2000万人で、9人に1人が飢えに苦しんでいます。

一方、日本を始め先進諸国ではもう何十年も飽食が続いています。
日本は輸入にも頼る一方で、毎年約2800万トンもの食糧を廃棄しています。

食糧の廃棄量は世界中で年間13億トンにものぼり、人間のために生産された食糧の
約3分の1も廃棄している計算になります。

先進諸国では、溢れるほど食糧がある一方で、発展途上国では今日食べる物にも困っている人がたくさんいる現状があります。

日本の食糧自給率は品目によっても異なりますが、米は97%、大豆は6%、野菜は77%、果実38%、
魚介類59%、海藻類68%です。

食糧自給率を割り出すには、廃棄した量も母数に含まれるため
それがさらに食糧自給率を低くしています。

飽食の社会なのに、その上食糧を大量に廃棄し続けているのです。

身の程をわきまえ、少食(1日2食以内)とする食生活へ変え、意識を変えることが大切です。
食事は玄米菜食にすることで、国産の食材の比率が高くなります。

そして、なるべく国産の食材でまかなう観点から見ても、やはり肉は食べるべきではありません。
国内で食肉にされてしまう動物も飼料の多くは輸入に頼っているのが現状です。

他国から食糧を奪い、それを飼料として育てた動物を殺して食べる。
飢餓に苦しむ人、動物、環境の全てにマイナスに働き、それはいずれ自分に返ってきます。

また、日本は世界でも有数の森林国で、先進諸国の中で第2位という緑に恵まれた国でありながら
木材輸入量は世界第3位で、こちらも輸入に頼っています。

「自国の森林を削りたくないから、お金を払って海外から木材を輸入する。
海外の森林は無くなっても構わない。」と言っているようなものです。

日本は食糧が何でも手に入るようになり、便利になった一方で、
何かに犠牲を払い、環境を汚し続けていることを忘れてはなりません。

インスタント食品や冷凍食品、その他加工食品を消費するほど、家庭からプラスチックのごみが多く出ます。

加工食品を食べていれば腸内は悪玉菌が増え、血液も全身の細胞も汚れます。
自分の体を酸化させてしまい、食品の包装はごみとなり、その後の処理に負担をかけるという
負の連鎖を作り出してしまいます。

また、このような食事が日常になるほど環境への関心は遠のくのだと思います。
それを長年の習慣になってしまうと、自分が病気になるという結果が待っています。

加工品は土から摂れた食材がほとんど入っておらず、全く不自然な状態で
食品添加物だらけの濃い味付けによって、素材の味は全く感じられません。

不自然なものを食べれば、どんな材料が使われているのか、どのように生産されているのか等
想像する事はしないでしょう。そうして不自然な思考が身に染みついてしまいます。

野菜や果物、海藻、魚介類のように素材を購入して、家庭で調理すれば
出るごみが少なく、回収業者の方の手間を最小限にとどめ、環境にかける負担も少なくて済みます。

少食にすると、消化器官への負担が軽くなるばかりか、周りの人や環境への負荷を減らすことも出来ます。

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続いていますが、
このような時こそ食習慣や生活習慣が問われると思います。

加工食品やジャンクフードばかり買い込んでお腹一杯食べていたら
心身ともに蝕まれて、さらに辛く苦しい生活になってしまいます。

外出自粛が続く生活は、今までと比べれば不便かもしれませんが、それでも最低限生活できるライフラインが
整っている社会は、飢餓で苦しむ人々から見れば夢のような世界でしょう。

限りある資源を地球に住む者同士が分け合っていることを知り、
生産した農家の方や物流や販売に携わる方のおかげで食べられることに感謝して、有難くいただきましょう。

山本 和佳