【一般無料】人と人が繋がる(健康基礎講座)


・ ○○○○の分泌が重要な機能を支えている。

・ 人は○○を失うと生きられない。

・ 他のホルモンとの大きな違い。

・ ○○○○○○が民族を守っている?

過酷な状況にいても力強く生きている人がいます。

一方、傍から見ると恵まれているように見える人が自ら死を選ぶ事もあります。

過酷な状況が人を死に至らしめないのであれば、その原因は自身にあるのではないでしょうか。

脳内で分泌される神経伝達物質について、以前もお伝えしたと思います。

ホルモンの働きの良し悪しが、その人の考えやひいては行動も左右します。

免疫力を上げる、ストレスから解放される、血糖値を下げる、脳の疲れをとる、人を思いやる、自律神経のバランスを保つ、胃腸が丈夫になる、心機能が高い、良質な睡眠、共感力が高い、人を信頼する・・・

これらは、脳内ホルモンであるオキシトシンの分泌による作用です。

通常、私達はストレスに対応するように出来ています。
(ここで言うストレスは、日常生活において外部から受けるあらゆる刺激を指します。)

ストレスを感じると、脳内でアドレナリンやコルチゾールというホルモンが作られます。

アドレナリンはノルアドレナリンを作り、交感神経を刺激してストレスに対応する準備を整えます。

コルチゾールはストレス対応に必要なエネルギーを蓄え、免疫力を上げます。

「仕事を頑張ろう!」「課題をクリアしよう」と行動する時、これらのホルモンが活発しています。

このようにして、体はストレスに対応するシステムを備えています。

このシステムが強固な人は、少々の外部からの刺激にもストレスと意識する事なく対応しています。

ただ、ストレスが過剰になるとアドレナリンやコルチゾールが大量に分泌され、キレやすくなり攻撃的な行動をします。

その上、血圧や血糖値が高くなり、自律神経のバランスが乱れ、心臓疾患のリスクが高くなります。

ストレスが万病の元と言われ るのは、体の機能がストレスに対応しきれなくなるからなのです。

オキシトシンは、これらのストレスホルモンを抑えて体を異常事態から救い出します。

もともとオキシトシンは妊娠、出産の時に分泌されるホルモンとして知られていましたが、後に性別や年齢に関係なく誰の体にも分泌される事が分かりました、

3歳までの幼児期に愛情をたくさん注ぐと、情緒が安定した優しい子に育ちやすいのは、オキシトシンが十分に分泌しているからです。

逆に幼児期に愛情をあまり受けないと、キレやすかったり自閉症になる子がいます。
そうした状態の子どもはオキシトシンが非常に少ないです。

そうした子どもも、オキシトシンが多い子どもと遊んだり触れ合ううちに、時間はかかるとしても、徐々にオキシトシンが増えていきます。

脳の機能から言いますと、自分と他者を区別する部位の活動を抑えます。

人に分け隔て無く優しくなるのは、この働きが関わっています。

オキシトシンは食欲を抑える効果があります。

逆に寂しさや不安から食べ過ぎてしまう人は、オキシトシンが不足しています。

オキシトシンがセロトニンやドーパミンといった他の幸せを感じるホルモンと違うところは、自分以外の人に影響を与える点です。

人に優しく接するとオキシトシンが分泌されますが、された相手も同じようにオキシトシンが増えます。

仲間同士で助け合い、種族を存続させようとホルモンのレベルで作用しあっています。

だからこそ飢餓や争い事など、多くの困難を乗り越えて来られたのだと思います。

大切なオキシトシンは、日常の中で簡単に増やすことが出来ます。

ウォーキング、スキンシップのように運動や人同士の触れ合い、又は深呼吸もオキシトシンを増やすので、一人の時にも試してみてください。

朝日を浴びるとセロトニンが分泌されますが、同時にオキシトシン効果もあるので、一石二鳥です。

冒頭でストレスについて触れましたが、前回の記事で貧困層の多いメキシコよりも日本の方が自殺率が3倍高い話をしました。

貧困(又はその他の問題)自体より、それに対する捉え方が後の行動を左右します。

極論かもしれませんが、どんなに過酷な環境でも希望を持っていれば生きられるし、逆に物質的に満たされ、不自由する事が無くても、失望すれば生きる事は困難だらけで、最悪の場合は自ら死へ追い込んでしまうのです。

ストレスが多い社会だからこそ、脳内ホルモンの力を味方につけましょう。

山本 和佳


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