【一般無料】糖尿病の恐怖 ~Part1~(健康基礎講座)


・ がんよりも怖い!? 決して侮れない病。

・ 糖尿病には○○○がつきもの。

・ 気づいた時には手遅れになることも!知らないうちに進行してしまう怖さ。

日本人の死因は、1位 がん、2位 心疾患、3位 脳血管疾患 と続きます。

糖尿病は第10位にも入っていません。

医者に「あなたはガンです」と告げられると恐怖を感じて慌てますが、
糖尿病だと診断されても、それほど危機感を感じない人が多い。

しかし、糖尿病を甘く見てはいけません。
死因トップにランクインしている各疾患の影には糖尿病あり、なのです。

そもそも糖尿病とは、慢性的に血糖値が高い病気です。

体内の細胞のエネルギーとなるブドウ糖は、炭水化物が体内で分解・代謝されたものです。
それが小腸から吸収されて全身に運ばれます。

そのため、食後は血糖値が上がる訳ですが、
インスリンというホルモンの働きでブドウ糖がエネルギーに変わり、血糖値を下げます。
血液中のブドウ糖の量は、インスリンによって一定に保たれています。

しかし、様々な理由でインスリンが不足したり、働かなくなると、
血液中にブドウ糖が残り、血糖値が高くなります。

この状態が続いてしまうのが糖尿病です。

糖尿病にはいくつか種類がありますが、Ⅰ型、Ⅱ型がよく知られています。
そのうち日本の糖尿病患者の9割以上となるⅡ型に絞って、糖尿病のお話を進めさせていただきます。

糖尿病は全身の血管病とも言われています。

糖尿病になると動脈硬化が進み、血管が詰まる、狭くなる、または破裂の危険が高まり、
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、くも膜下出血、脳血管疾患を引き起こします。

そして、糖尿病患者の死因の第1位はがんです。

糖尿病は、この合併症が怖いのです。
高血糖が続くと、血管の内側から活性酸素が大量発生し、血管を破壊します。

そうすることで酸素と栄養が運ばれなくなるため、合併症が発生します。

糖尿病の三大合併症は以下の通り。

◇糖尿病腎症

糖尿病によって腎臓の働きが悪くなる病気。
血糖値が高い状態が長期間続くと、腎臓が機能しなくなってしまいます。

透析導入の原因の第1位が、この糖尿病腎症です。

◇糖尿病網膜症

血糖値が高い状態が続くと、目の毛細血管が破れて酸素や栄養が届かなくなります。

後天的に失明する原因の第1位。
年間約3,000人の糖尿病患者が視力を失っています。

かなり進行しても自覚症状が出にくいので、ある日突然見えなくなることが多いのも特徴。

◇糖尿病神経障害

神経細胞に血液が届かなくなり、全身の神経に障害が起こります。

糖尿病による末梢神経障害が重症化すると、少しの傷や水虫から細菌に感染して化膿し、
さらに進行すると皮下組織の細胞が死んでしまいます。

これを壊疽と言い、足の一部が腐っている状態です。
なんと、年間に約2万本もの足が切断されています。

糖尿病は「サイレントキラー」とも呼ばれます。

初期段階では自覚症状がほどんど無く、知らないうちに病が進行して、気づいた時には
手遅れになることも珍しくありません。

初期段階における主な自覚症状は以下の通り。

・ 喉が渇きやすい。
・ 尿の量やトイレの回数が増える。
・ 疲れやすい。
・ 食欲はあるのに痩せる。
・ 尿が甘酸っぱい匂いがする。

血液中のブドウ糖の量が過剰になることで表れます。
実はこの時点で病状は進んでいるのですが、痛みが無いので見過ごされてしまうことが多いのです。

糖尿病がいかに怖いか分かっていただけたでしょうか。

しかし、原因があるから結果がある訳で、原因を突き止めて対応することで予防することができます。

次回は、糖尿病をさらに詳しく、予防・改善方法も合わせてお話致します。

山本 和佳