・ 山の神と田の神の存在
・ 見たことありますか? 幻の○○○
・ 自分の花粉で○○○○出来る!
・ 稲作から発展した○○
・ 先人は稲作に祈りを込めていた・・・
残暑の厳しさも徐々に落ちつき、ようやく秋の氣配がやって来ました。
空が高くなり、いわし雲に覆われるのを見ていると、秋を感じますね。
実りの秋とも言われる様に、梨、柿、ぶどう、にんじん・・・・
多くの食材が収穫期を迎え、食べる喜びを噛みしめるこの季節。
私達日本人の主食であるお米も稲刈りの時期となりました。
長期保存できるため、一年中食卓に上がる米は無くてなならない存在です。
このお米を、先人は栄養効果以上の力の恩恵に授かってきました。
古来より米は霊的な力を持ち、あらゆる悪霊を追い払うと考えられてきました。
また、神仏の前で米をまいたり、出産の時に産屋に米をまいて清める習慣がありました。
その他にもお正月、節句、彼岸など、日本の年中行事の至るところに米は登場します。
八百万の精神で、あらゆるものに神が宿ると捉えていた日本人。
もちろんお米作りにも通じていて、古来より田の神の存在が信じられてきました。
田の神は春になると山から里に降りてきて桜の木に宿り、稲の成長を見守り、
豊作をもたらしてくれると考えられてきました。
桜の開花は田の神が降りてきたことを告げ、田植えの始まりを知らせと伝えられてきました。
そして、秋になり稲の収穫が終わると山に帰って山の神になるという信仰が受け継がれていました。
目には見えない神を、身近な動物が神になぞらえたり、神のお遣いとされていました。
山の神は猿、狼、猪、大蛇、熊。田の神は狐や蛇などがその例です。
特に狐は、春に里に現れて子育てをして秋に山に帰るので、農耕神の使いとされ、
稲荷神そのものと考えられていました。
自然に畏敬の念をはらい、自然の摂理に沿う日本人の生き方は
生活に根ざした思想から来ているのですね。
日本の国技である相撲も豊作を祈り奉納されていました。
相撲では土俵入りの時に四股を踏みますが、大地を踏みしめて害虫や災いを追い払い、
豊作をもたらす田の神の力が消えないようにする意味があったと言われています。
このように稲のお祭りが伝統芸能に発展したものもあるのです。
ところで、稲が花をつけることをご存じでしたか?
8月頃になると、茎の中から穂が出てきます。
この時に稲の花が咲くのですが、それは晴れた日の午前中のうち2時間程度という限られた時間。
開花といっても、花びらがパッと開くわけではなく、もみ殻になる部分が2つに割れるのです。
稲は自分の花粉で受粉する自家受粉の植物ですから、同じ穂の中で開花受粉が成立します。
稲の花はお米の収穫に直結しますから、稲作に携わる方々は祈りを持って見つめていたことでしょう。
春先の種まきから稲の収穫までの間に八十八もの手間がかかると言われています。
先人は天候不順などの困難も乗り越えながら、稲作を守り抜いてきました。
そこには五穀豊穣だけではなく、子孫繁栄への強い願いもあったと思います。
古来より受け継がれてきたお米は、我々ご先祖からの祈りも込められています。
健康な体や精神のベースとなってくれるお米を、有り難く頂きましょう。
山本 和佳
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